スポンサーサイト
- --/--/--(--) -
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事のURL | スポンサー広告 | ▲ top
大ナゲシ北稜
- 2014/06/28(Sat) -
■山行日:2014年6月3日

■メンバー:二名 team_CANLEKI (記事も協同作業)

■天候:曇りのち晴れ

■コースタイム
 赤岩橋5:26
 5:52雑木林の支稜
 6:18北からの尾根合流点6:23
 6:32懸垂下降点6:51
 7:07岩壁下部
 7:40野栗沢諏訪山7:50
 8:23石標「七」のコル
 9:23小ナゲシ懸垂下降9:58
 10:02ラストコル
 10:23大ナゲシ10:38
 11:17赤岩峠11:19
 12:47赤岩橋
 
 累積標高差:±1400m
 沿面距離:約12.21Km

■登山届
※群馬県警電子申請&すりばち荘入山届

【打田鍈一著「藪岩魂」大ナゲシ北稜の実踏】
※懸垂下降に必要な登攀具とヘルメット要/確保は経験により微妙な箇所あり
※岩場は数歩のⅢ程度が散見とはいえ、ほぼ未踏ルートのためひじょうに不安定
※10m程度のお助けロープをいつでも使えるようにしておくとよい(私たちは未使用)
※10mと25mの2か所懸垂下降あり
※RF:野栗沢諏訪山からラストコル、小ナゲシ(前衛峰)登りが難度高
※全体的にすべてが不安定なためつねに慎重な足運びとRF要

赤岩橋~雑木林の支稜:
赤岩橋から林道を少し戻り、くりみ橋のところで、左岸の薄い踏跡から取付きます。踏跡といっても曖昧で、
沢沿いののち、右に上がれる気配のところから、尾根目指して適当に登ります。非常に急傾斜です。

雑木林の支稜~北からの尾根合流点:
6月にしては、藪漕ぎになりませんが、尾根に乗っても急傾斜です。

北からの尾根合流点~懸垂下降点:
少し行くと懸垂下降点となります。できるだけ下ったのち懸垂すれば、7m 程度の空中懸垂です。左から
巻けそうにも思いますが、厳しそうな感じでした。

懸垂下降点~岩壁下部:
諏訪山下の岩壁までは、岩混じりの尾根ルートですが、特に問題ありません。

岩壁下部~野栗沢諏訪山:
まっすぐにあがると壁に当たるので、右寄りに行くと、岩小屋になりそうな穴が2つ3つあいているところに
でます。その場所がルンゼ状となっていて、ここを上がります。少し、悪いところがありました。ルンゼを上
がりきれば、ひたすら諏訪山まで登るのみ。

野栗沢諏訪山~石標「七」のコル:
ここからが、最初の試練。稜線沿いに行くと絶壁となり、かなり悪そうです。東よりに尾根を少し下り、鞍部
から沢状のところを南に下ります。補助ロープが欲しいかもしれません。2段ぐらい下ると(目指すコルと同じ
ぐらいの高度まで)、右に行けそうなバンド(踏み跡には見えません)があります。不明瞭なバンドですが、
ほぼ、平行トラバースで稜線に戻ることができます。

石標「七」のコル~小ナゲシ懸垂下降:
岩稜は、右から巻き登って行きます。だんだん傾斜が強くなると壁状になってきます。壁の左側は厳しそう
なので、右寄りに逃げながら登って行くと、右上に稜線が見えてきます。そこを目指して登ります。この登り
ルートはわかりにくく(それなりに登れてしまいそうですが、上に行くと詰まってしまいそうな予感)、第2の
試練でした。稜線にでたら左に行けば、しばらくで前衛峰(小ナゲシ)です。展望はありません。

小ナゲシ懸垂下降~ラストコル:
前衛峰を超え、少し下ると、左が泥ルンゼ状のところにつきます。まっすぐ行くと、壁になるので、このルンゼ
を懸垂下降します。降り立ったところからバンドっぽいところを右にトラバースします。ここのトラバースも悪い
です。

ラストコル~大ナゲシ:
正面岩稜を右に避けて岩根沿いに登ると、左稜線に戻れるところがあるので、ここから稜線に戻り、しばしで
一般ルートに合流します。鎖のついた岩場を1段登れば頂上です。

大ナゲシ~赤岩橋:
ここからは、一般ルートなので省略します。大ナゲシ下降の岩場は、正面ルートを下りました。ロープが下
がっていますが、未使用でもクライミングダウンできる程度(II+)です。赤岩峠からの下りは、一般ルートにし
ては、急傾斜で道は荒れています。
ちなみに大ナゲシの正面ルートや巻き道ルートで、登下降ともにフィックスが必要に感じるようだと、北稜は
かなり危険です。

大ナゲシ北稜_01 大ナゲシ北稜_02
赤岩橋からくりみ橋を渡る                    渡ってすぐ支稜に取付く

大ナゲシ北稜_03 大ナゲシ北稜_3.5
右手北西に急登                          支稜から40分ほどで懸垂ポイントが現れる

大ナゲシ北稜_04 大ナゲシ北稜_05
ロープ回収を考慮して極力下に支点設置           振り返って/7-8mの空中懸垂だった

大ナゲシ北稜_06 大ナゲシ北稜_08
岩壁を右に逃げ岩小屋の間のルンゼを上がる        野栗沢諏訪山

大ナゲシ北稜_09 大ナゲシ北稜_10
東北東に急降下し南へのトラバースを探る           このような岩根沿いに尾根への復帰を目指す

大ナゲシ北稜_11 大ナゲシ北稜_12
石柱「七」コルに復帰                        小ナゲシへの上りもRFが難しい

大ナゲシ北稜_13 大ナゲシ_14 
小ナゲシへの急登                          樹間に大ナゲシ現る

大ナゲシ北稜_17 大ナゲシ北稜_18
泥ルンゼを懸垂で下りる                      25mジャスト

大ナゲシ北稜_19 大ナゲシ北稜_20
ラストコル直前の下り                        ラストコル到達 右上岩根より大ナゲシへ

大ナゲシ北稜_21 大ナゲシ北稜_22
一般道と合流し山頂                         北稜を顧みる

以降、赤岩峠経由の一般ルートにて下山。


文献やWEBに記録があるとはいえ、大ナゲシ北稜は一般登山道ではなく、踏み跡皆無といっていい状況です。
不安定な悪場の連続とRFの難しさを伴う山です。自己責任と言っても遭難は地元へのたいへんな負担になり
ます。バリエーション経験とクライミング技術のあるCL必須の山で、単独は論外といえます。
本記録についての責は一切負いませんのであらかじめご了承ください。

スポンサーサイト
この記事のURL | 山歩き | ▲ top
| メイン |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。